各地の豪雨により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げると共に、
被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興と、皆様の日常が一日でも早く取り戻せますように
心からお祈り申し上げます。
梅雨の雨といえば昔はシトシトというイメージでしたが、
温暖化が進んで日本は熱帯の気候になったのでドッカーンという
スコールが降るようになり毎年大きな被害が出ています。
そういえば冬は冬で、この湖北地方は30年ほど前までは2階から
出入りしなければならないほど雪が積もりましたが、
ここ2年は全く積もっていません。
地球ができて46億年経ちますが、温暖化はこの50年くらいでの出来事です。
46億年の歴史から見ると50年なんて一瞬ですが、その間に人間は地球を
半分くらい壊してしまいました。
おそらく100年後、僕達のひ孫の代くらいで地球に人間は住めなくなります。
人類絶滅の危機がもうすぐそこまで来ているのです。
そこには科学技術や医療の発達ももはや何の意味もありません。
ですが、そんな崖っぷちの我々人類に朗報です!
未来の地球、人類を救うべく提言された目標があります。
SDGs(えす・でぃー・じーず)をみなさんご存知でしょうか。
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標のことです。
大枠で17の国際目標があり、その下に169の具体的なターゲットが設定されています。
って、そんなこと言われてもわけわかんないですよね。
すごーく簡単に言うと、何かを手に入れるために
何かを犠牲にするなんてことは続かないから止めようということです。
例えば高度経済成長期の頃の日本を例にあげると
経済的な発展は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、
その裏側には多くの問題も生み出しました。
工業化に伴う環境破壊や、公害からの健康被害、ごみ問題など・・
このように今までは豊かになるために色々なものを犠牲にしてきましたが、
そんな環境が悪いところには住みたくないですよね。
結果的に人々はそんな場所を離れていきます。
つまり、そんな経済活動は持続できていないのです。
今の時代は、何もないけど美しい環境、平和で豊かな自然に
人々は集まる→人々が集まると経済活動が行われる→
結果的に経済的にも豊かになるという順番に変わりつつあります。
これだと無理なくずーっと継続していけますよね。
この循環がSDGsの基本的な考え方です。
スウェーデンなんかだとすでにそんな世界を実現しています。
SDGsは他にも様々な分野において目標を設定しています。
世界に目を向けると、食べていくために学校に行かずに働く子どもがいます。
宗教や政治の対立の紛争でたくさんの難民がいます。
普通にきれいな水が飲めない人もたくさんいます。
つい先日も黒人差別の問題がニュースになっていました。
もう21世紀なのに・・もう令和なのに・・
そんな色んな問題全てをひっくるめて解決していこうというのが、
SDGsなのです。
だから我々が取り組む時もどれか一つの目標だけを追いかけるのではなく、
同時にいくつかの目標を達成していく必要があります。
ちなみにSDGs全てを達成しなければならないゴール地点は2030年です。
2015年から始まっていますから、すでに1/3の期間が終わりました。
会社や各団体で取り組んでおられるところもたくさんあるでしょう。
でも一人ひとりが自分のことだけを考えるのではなく、周りのこと、
未来の地球のこと、自分たちの子孫のことを考えていかなければ、
決して達成できません。
私たち明文舎印刷も少しずつではありますが、
未来の子孫のためにSDGsに取り組んでおります。
1,000年後も、1憶年後も僕たちの子孫が笑って過ごせる世界を残せますように。