先般、大阪の印刷校正会社で、業務に従事した労働者が、胆管がんを発症したとの報道があり、発がん性が疑われる化学物質(「1、2ジクロロプロパン」「ジクロロメタン」)を含む有機溶剤が原因物質では無いかと言われております。
直ちに当該有機溶剤の使用実態調査を行い、その結果、洗浄剤等一部に当該物質が含まれている事が確認されました。
しかし、作業環境の確保及び以下の法令遵守に基づき、今までに従業員に胆管がんの発症は確認されておりません。
厚生労働省から因果関係調査の開始発表がありましたが、即時該当品の使用を禁止し平成24年7月1日から代替品に全面的に切り替えを実施しました。

1) セーフティクリーン廃止 → NEWセーフティクリーンエコ
2) ゲンカンチェッカー(日本製紙)廃止 → エコタイプNRK感圧紙チェッカー
3) エイコークリーンスーパー転売中止

今後におきましても従業員の作業環境の確保は当然のことながら自然環境に対する負荷低減を果たし、安心・安全な工場環境づくりに鋭意努めて参りますので、宜しくお願い申し上げます。
以下に弊社における法令遵守内容を明記いたします。

  1. ISO14001の取得(2006年12月19日)
    1. 認証取得以降、環境マネジメントシステムによる要求事項に対する適合状態
      (法的要求事項の遵守を含む)及び有効な運用継続しております 。
  2. 環境負荷に対する法令遵守状況
    1. 工場排水水質検査の受検(年4回)
    2. 特定施設設置に関わる届出・測定(水質汚濁防止法・騒音規制法・振動規制法)
    3. 廃棄物の適正な管理(廃棄物処理法の遵守・特別管理廃棄物管理責任者の設置)
  3. 作業環境・福利厚生に関する法令遵守状況
    1. 作業環境測定(有機溶剤)の実施(労働安全衛生法・労働安全衛生規則・有機溶剤中毒予防規則)(年2回)
    2. 特殊健康診断(有機溶剤取扱)の実施(年2回)
    3. 安全・衛生委員会及び産業医によるヒアリング・健康指導の実施
    4. 有機溶剤作業主任者の選任

平成24年7月9日
代表取締役 中村彰男


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